アートワーク

東京国際フォーラムのアートコレクション"多様性の舟"

アートワーク全体のテーマは、「多様性の舟(A Boat of Diversity)」です。

これは建築のシンボリックな要素であるガラスホールを、東京という雑多で不透明な海の中心に停泊している、大きく透明な舟に見立てたイメージを基にしています。

この透明なガラスの舟は、東京の多様な文化現象と、これからの世界の文化的な多様性を受け入れる器です。アートワークの収集・配備は、この考えを反映することを方針とします。

多様であり、なおかつある程度の一貫性をもつコレクションをつくるために、以下のポイントを考慮します。

欧米の美術の文脈に日本や他のアジアの国の美術を組み入れるという発想はとりません。
作品は設置した際に、個々ばらばらに存在するのではなく、互いに対話が可能なもの、その可能性が多様なものを考慮します。
イメージの喚起力でもって人びとに語りかけ、人びととの対話の可能性が広がる作品の性質を考慮します。
透明感と幾何学的な機能性を備えた建築空間に対して、その空間に調和しながらも、文化的な想像力と感受性に満ちた空間を創造できる作品の性質を考慮します。
それぞれの立場から、それぞれの文化を受容しうる感受性を備えた欧米・非欧米圏のアーティストの作品の性質を考慮します。
篠田達美:アートワーク選定委員会専門調査員
(アート・コレクション担当)

作家・作品リスト

ホールA

ホールB5,B7

ホールC

ホールD1,D5,D7

会議室

地上広場

その他

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ホールB5 ホールB7 アコーディオンを開く
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