《11番めの日、きょう》
アリギエーロ・エ・ボエッティ
《11番めの日、きょう》
アリギエーロ・エ・ボエッティ
1960年代後半より顕著になったイタリアの美術傾向〈アルテ・ポーヴェラ〉に連なる美術家のアリギエーロ・エ・ボエッティは、ポストカードを用いた1968年の作品の中で自分自身を二重にして登場させ、このときから自分の名前の姓と名の間に接続詞「e」を付して、「アリギエーロとボエッティ」を意味する名前を用いるようになった.作品にはしばしば文字や地図が用いられ、観念的思考と鑑賞の楽しみとが同時に成立している。