《夏の月》  

フランチェスコ・クレメンテ

《夏の月》

手織りのウール・タペストリー[3面1組]
240.0×235.0cm [各]
1996
このタペストリーはクレメンテ作の既存の絵画3点を原画として、東京国際フォーラムのために作成されたもの。
Dブロック5階大会議室

フランチェスコ・クレメンテ

(新表現主義)と呼ばれる具象的絵画傾向の代表的なひとりとして1970年代の終わりごろから登場したクレメンテは、インド滞在などによって感得した精神世界への参照をしばしば画面に窺わせるが、彼の絵画はかならずしも物語のうえに成立するものではない、その画面は美しく官能的であり、造形力と画面が喚起する力の確かさにおいて、クレメンテは現代を代表する画家と言えよう。