《眠ってるのと起きてるの》  

リチャード・ディーコン

《眠ってるのと起きてるの》

ポリカーボネイト[2点1組]
375.0×273.0×46.5cm[各]
1996
この作品は依頼により東京国際フォーラムのために制作されたもの。
Bブロック1階エスカレーター両脇壁面

リチャード・ディーコン

ディーコンは、多岐にわたる素材に曲線や曲面を大きな要素として与えた彫刻を生み出す。それは身近な用具の一部分を拡大したようで、ある種の既視感を見る者に抱かせるが、それは芸術家の想像力の産物以外の何物でもなく、この一瞬の既視感と作品とのズレの力強さは,彼の芸術の醍醐味と言えよう。ディーコンは豊かな彫刻的成果を生み出して、今日最も注目すべき彫刻家のひとりである。