《櫃上の偶像》  

江口週

《櫃上の偶像》

クス材
224.0×79.5×50.5cm
1991
Gブロック4階通路[南側]

江口週

江口週が木彫によって見せる確固とした造形力と喚起力には、彫刻の本源的な役割について考えさせるものがある。 横たわり、あるいはまた立ち上がる江口週の造形は、美術の同時代的な成果を踏まえつつ、日本的土着の精神性をそのエッセンスにまで純化し形象化したような、簡潔で堂々としたたたずまいが特徴的である。