《ゆらゆら》  

橿尾正次

《ゆらゆら》

鉄線、和紙に紅殻と柿渋
142.0×330.0×20.0cm
1996
これら2作品は依頼により東京国際フォーラムのために制作されたもの。
Aブロック1階エスカレーター脇壁面

橿尾正次

橿尾正次は40年にわたる作家歴の最初のころから、針金で構造体を作りその上に和紙を貼って彫刻を制作してきた。 植物の種子を包むサヤのような有機的な形態の表面には、柿渋, 紅殻, 鉄漿, 藍などわが国の伝統的色剤によって彩色が施され、軽やかで親しげで懐かしく普遍的な造形が生み出される。国内に加えて、近年はイギリス, イタリア, デンマークなどでも意欲的な発表が続いている。