具体的な対策・活動例一覧

  

東京国際フォーラムでは、環境負荷低減のためにさまざまな取り組みを行っています。

 

太陽光発電システム

ホール棟の屋上に太陽パネルを設置し、太陽光発電を行っています。発電した電力は、交流電源に変換して、館内で利用しています。

パネル面積は約600㎡、発電容量は93kW
一般家庭約50軒分の電気使用量に相当


太陽熱集熱システム

ホール棟の屋上には、太陽光発電システムのほかに、真空ガラス管型太陽熱集熱機を設置しています。太陽熱で温められた水を、給湯用の温水として、館内の洗面所やシャワー、店舗の厨房で使用しています。

集熱面積は約400㎡、集熱温度は85℃
バスタブ約500杯分の水を40℃まで沸かせる熱量に相当


排水再利用システム

建物内から雑排水(洗面所や店舗の厨房から出る水)や、敷地内に降った雨水は、排水再利用設備(生物処理及び膜分離処理を行っています)を通じて、トイレ洗浄水、植栽への散水、ガラス棟の屋根の融雪に利用しています。

再生利用水の利用割合:トイレ洗浄水などで使用される水量の約9割(ただし季節変動あり)


屋上緑化

ガラス棟会議室の屋上にはローズマリーやフイリヤブランを敷き詰めた緑化帯を設けています。都市のヒートアイランド対策、建物の冷房負荷の軽減を進めるとともに、ガラスや金属、石材で構成された東京国際フォーラムの建物にすがすがしい空間を創出させています。


生ゴミリサイクル

施設内の飲食店舗やケータリングサービスから廃棄される生ゴミは、リサイクルされ電気エネルギー等に生まれ変わります。収集された生ゴミは、大田区にあるリサイクル工場に運搬され、そこで、メタン発酵技術によりバイオガス化されます。バイオガスは、工場内のコージェネレーションシステムに利用され、「電気」エネルギーを生み出します。この「電気」の大半はリサイクル工場周辺の地域に売電されています。
また、施設内で排出される生ゴミ以外のゴミも徹底的に分別し排出量の削減に努めています。


照明・空調設備などの省エネルギー化

客席やロビー、通路などの照明設備を、消費電力が少なく寿命が長いLEDへ交換する取組みを進めています。空調設備では、省エネルギー性の高い永久磁石モーターの送風機への採用や、外気の取入れ量を適切に調整するシステムの導入等により、更なる省エネルギー化を図っています。

ホールA客席シーリングライト(LED)


エネルギー管理システム(Energy Management System)

お客様の快適性・利便性はそのままに、施設の省エネルギーを実現するため、エネルギー管理システム(EMS)を利用し、空調や館内稼動設備等の最適運用を行っています。
また、東京国際フォーラムの環境配慮活動をより分りやすく発信するためエネルギー管理システムを活用し再生利用エネルギーの利用状況をリアルタイムで把握し、館内のサイネージに表示しています。

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